- 採用作品
- 佳作
- 準佳作
最果の魔法使い
[ 審査員からのコメント ]
音楽ゲームの主流ジャンルに軸足を置きつつ、ファンタジーによせたつくりが「主流だけど差別化できていて」良かったです。最初から最後まで飽きる前に変化していく展開や、細かなリズムアプローチ、要所のキメなど、演奏感をしっかり踏まえた曲作りも高評価です。魔法の世界に入り込んだかのような没入感、そして緊迫感が感じられる、まるで1つの絵本だったかのようにキレイにパッケージングされている作品として評価・採用させていただきました。採用、おめでドンございます!
miracle shooting star
[ 審査員からのコメント ]
「メルヘンで可愛いんだけど何だかぶっ飛んでる!?」というまさに破天荒ミラクルを感じました。構成やギミックが明瞭で一聴しただけでMVのコンテが切れそうな映像を感じる楽しいものになってるのも素晴らしいです。
全体的にバッキングの和音やドラムのリズムがバッキバキの縦割りで硬質なのが面白いのですが、Bメロではそれとは対照的に伸び伸びとホップ・ステップ・ジャンプで躍動感ある構成で凄くメリハリがついているのもリズムゲームとして映えるものでした。
いま流行りのいわゆる「Just the Two of Us」進行が基調になっているのですが、単に繰り返すのではなく途中からしっかりオリジナルな展開になり目(耳)が離せないものになっているのがポイント。アウトロ直前で「どこいっちゃうのー?」という超展開になるのもまさに成層圏突入な感じで最高です!
電脳幻夜の星言詠
[ 審査員からのコメント ]
採用おめでとうございます!デジタルな音色が作り出す幻想的な空間が非常に心地よく、ずっと聞き続けられる楽曲だと思います。そのうえ、音楽ゲームとして嬉しいリズムギミックや音の刻みもあるので演奏に起伏が作りやすいのも良いですね。太鼓の演奏感の良さとこの楽曲を掛け合わせることで、この楽曲の没入感を最大化する独特の演奏体験が作れると思いました!
Mood Swing
[ 審査員からのコメント ]
審査中、1つの曲を何度も聴くことは多々ありますが、本楽曲は、気が付いたらひたすらループして聴いてしまいました。(おかげで審査は大変なことになりました笑)そうした中毒性がこの楽曲の魅力の1つと思います。なぜそんなに強い中毒性があるのか?それは、この楽曲のオリジナリティーが素晴らしく高いからだと思います。この楽曲からしか得られない栄養があるのだと思います。当然ながら、音楽ゲームとして求めたい要素はバッチリ高水準でそろっています!採用おめでドンございます!
とける
[ 審査員からのコメント ]
採用おめでとうございます!この曲はまさにカオス!並べられた色々な要素の中に見つけられる尖るリズム、聞きなじみがある循環コード、ひっそりと息づくボーカル、それらが調和しているのかしてないのか見抜けないほどの混沌の中でもポップさを感じられました!緩急の付け方とリズムパターンの豊富さ、短いブレイクでプレイヤーが気を緩める暇はありませんね!
ロケットモード
[ 審査員からのコメント ]
「音楽ゲーム×歌もの」のお手本のような楽曲というのが第一印象でした。歌ものとして聴かせつつ、演奏感を担保しっかり担保するため、狙いすまして構造を考えてきたのだろう、と伝わってきたのをとても高く評価しました!キメ多めの後はキメ減らしたり、1サビと2サビでリズムパターン変えたり、そうした、ある意味お作法のようなものであっても、それを(演奏して楽しんでもらえるように!と)やりきっているのは素晴らしいです。採用おめでドンございます!
サラえる
[ 審査員からのコメント ]
激シブでカッコイイ!
まず初っ端からオルガン系のシンプルな音色がシブイ。そして後半は矩形波系の音色でチップチューン風になるのですが、ここでも決して煌びやかになることなく蠢くベースと短い音のシーケンスフレーズに徹しておりシブイ(ここがめちゃカッコイイ)。・・・とここまでの文章だけで見るとテクノミュージックにみえますが、ジャズのテイストもふんだんに散りばめられており、この組み合わせで穏やかではない音楽となってます。
変拍子の曲は沢山ありますが、メロディ性を排除してひたすらリフを繰り返してノッてくるようなアプローチをしているものは意外となくて、ゲームの演奏としても新しい体験になりそうだと思いました。変拍子で踊る民族舞踏に通ずるものも感じます。ほら・・・曲をヘビーローテーションで聴いて予習していたそこのアナタ、一緒に踊りませんか?
キャラメル・ジャンキヰ
[ 審査員からのコメント ]
採用おめでとうございます!ハイスピードでスウィングのリズムにノる事をハイテンションに楽しめる、そんな楽曲ではないでしょうか!歌も非常に曲にマッチしていて、メロディーに対する歌詞の乗り方も良く、端々のワードが心地よく耳に残ります。明るく楽しい気持ちで速いBPMの楽曲が遊びたい時に、「そういえばこの曲が~」と思い出して遊んで貰える楽曲になると思います!
SAVAGE DELIGHT
[ 審査員からのコメント ]
採用おめでとうございます!一般人にも耳なじみがいいフュージョンでの応募で、多くの人に受け入れられそうなカッコいい曲を作っていただきありがとうございます!大きなキメと一緒にフレーズが出てくるので、「かんたん」から「おに」まで気持ちよく演奏できる譜面ができそうです。変拍子でプレイヤーを翻弄させそうですがサビで4拍子になる部分が変拍子の難しさから解消されるスイッチになっていて巧な構成です!
採用には至らなかったものの、
特に優れた楽曲と評価したものをご紹介いたします。
マスブチの佳作コーナー
積乱Bros.
[ 審査員からのコメント ]
明確なメロディはなくモチーフのフレーズを音色を変えたりしつつひたすら転がすというややミニマル音楽的なアプローチながら飽きずに聴き続けることができる構成が見事でした。(BGMに徹したゲームミュージックっぽいですね。) (マスブチ)
WETOPiA!!!
[ 審査員からのコメント ]
めちゃ楽しいです。目まぐるしい展開ですがモチーフのフレーズが芯として通っているためメドレーのような切り替わり感はなく自然な流れとして聴けてしまうところが秀逸。 (マスブチ)
かるかる
[ 審査員からのコメント ]
「不思議」「能天気」「コミカル」「わびさび」「恐怖」など様々な要素が一堂に会しているという宇宙の混沌(エントロピーの増大した先)を見ました。唯一無二です。 (マスブチ)
躁
[ 審査員からのコメント ]
しっとりテクノポップで癒されました。昭和育ちの自分は懐かしさを感じるのですが、サンプルチョップ的な現代のアプローチもあって不思議な気分になりました。夕日の中を走る映像が見えます。 (マスブチ)
Express-VII
[ 審査員からのコメント ]
透き通っていてスピード感があり、荘厳な雰囲気からは宇宙を高速で駆ける乗り物を感じました。映像を感じさせるような組み立てが素晴らしいです。 (マスブチ)
カラフルポップ・アドベンチャー!
[ 審査員からのコメント ]
「楽しい」が畳みこんできました。ガチャガチャはしているのですが、緩急のバランスが良くて振り落とされることなくしっかりついていくことができます。親切設計! (マスブチ)
魔法使い
[ 審査員からのコメント ]
懐かしさを感じるメロディが良いのはもちろんなのですが、このユルくて味のある歌唱がマッチしていて、子供の魔法使い(またはそう思いこんでる子)がピュアな恋心を歌っているかのようなストーリーに感じてほっこりしました。 (マスブチ)
Toy Box Memories
[ 審査員からのコメント ]
うまい!難解に感じない程度のフュージョンテイストのバランスが絶妙。編曲にも全くスキがなくて凄い完成度です。 (マスブチ)
波の言うこと
[ 審査員からのコメント ]
夏を感じるちょっと大人な恋愛事情。脳内ではMV付き再生余裕です。これは切ない…。本格的なバンドサウンドによる鉄壁フュージョンながらシーケンスが入っているあたりがスパイスになっていてハッとさせられます。 (マスブチ)
Blue Shift
[ 審査員からのコメント ]
不思議な循環コードが面白く、循環小数のような数学に潜む宇宙を感じます。ゆったりと着実に流れる時間…。音楽を聴いて時空について思いを馳せてしまうとは! (マスブチ)
混沌と祝福の祭壇
[ 審査員からのコメント ]
勢いがすごい!前半の変拍子は高速であるため次の小節が待ちきれず勇み足で畳みかけてくるような感じになっておりそこも曲の魅力となってます。展開も豊富で満腹になれます。 (マスブチ)
◎nigashim∀
[ 審査員からのコメント ]
いわゆる音ゲーコアというジャンルにはなるのでしょうが、ピアノの華麗さと節々に現れるクラシック音楽的なアプローチはよみぃさんならではのもので、しっかりと唯一無二の音楽に昇華されているのが見事でした。 (マスブチ)
きつつきささみささきつつき
[ 審査員からのコメント ]
今年も開きました、異空間の扉。ほぼパーカッションで構成されている音楽なのに何度も聴けてしまう魅力は何なんでしょう…。とにかく小気味良い。私はどうなってしまうのでしょうか…。 (マスブチ)
カワーゲン・コラーゲンの佳作コーナー
Fly To TYO-BOM Arrival
[ 審査員からのコメント ]
後半のムンバイに到着してからのメロディーラインがめっちゃ好きです! (カワーゲン・コラーゲン)
Steal feather feat. 梨雛
[ 審査員からのコメント ]
ボーカルのキャッチーさとインスト部分のカッコよさの相乗効果がたまらなくいいです! (カワーゲン・コラーゲン)
Circle of Memento
[ 審査員からのコメント ]
前半と後半の対比があるにしても一貫していて完成度が高い良作です! (カワーゲン・コラーゲン)
エトウの佳作コーナー
今宵のパーティーにご招待...
[ 審査員からのコメント ]
インスト楽曲なのに、歌が聴こえてくる気がする…!?くらい表現力や没入感のある楽曲でした!たとえば狼男が月に吠える声、ドラキュラ伯爵のブキミな笑い声など、ほら、聞こえてきませんか?…そうなんです、そうしたセリフや歌があると、本当に最高でした。せっかくの高い表現力を、リスナーに向けて最大化して作り込んでいただけていたら、と思いました。次回に強く期待しております! (エトウ)
ネビュラの夢路
[ 審査員からのコメント ]
どこかちょっと切なさを感じながらも、明るく前向きな気持ちにもなれる、いつまでも聴いていたいな~と思てるとてもステキな楽曲でした!
曲を印象づけるメロが、少しにじむように耳に聞こえてくるのにくわえ、キラキラとした音色や子気味良いリズムを混ぜ込んだところが、夢を追っている心地よさにつながっていて、コンセプティブでとてもよかったです。
一方で展開としてはメリハリに欠ける印象があります。前述のとおり聴いている分にはよいのですが、演奏して遊ぶことを考えると、もう1歩2歩変化が欲しいと思いました。是非また挑戦していただきたいです!
(エトウ)
WETOPiA!!!
[ 審査員からのコメント ]
明るい曲ながらも、絶妙なテンポ感と展開で、楽しみながらノレる曲になっていると思います。巧みなバランスを高く評価しました!こまごま変化しながら進行していくのですが、演奏視点で考えると変化が弱めで、曲中とおして似通った印象の演奏体験になってしまうところが惜しいと思いました。制作技術に加えて、キメをちりばめっていくセンス、明るくもどこか緊張感のある巧みなバランスなど、良い所がたくさんあるので、是非次回も挑戦してほしいです! (エトウ)
Resonance
[ 審査員からのコメント ]
一気に引き込まれるイントロ、哀愁的エモさを感じさせながらリスナーを逃がさないメロディや音色選び、聴いたそばからきれいにすぎさっていくような疾走感を担うリズム隊、すべてがうまーく練り混ざって独特の世界感を持った楽曲だなと思いました。個人的にめちゃくちゃ好きです。聴いたと思わったら、くちどけのいいアイスのようにすっと消えてしまって、また何度も食べたい。そんな魅力を感じます。ずっと聴いていたい。しかしながら、演奏して遊ぶ上では、太鼓の譜面づくりでフィーチャーする要素の変化に不足を感じます。また、展開のバリエーションも少し少な目です。そうなると、同じような演奏感が長く続いてしまう演奏体験になってしまいます。バンドセッションならまだしも、ゲームとしてはそれは飽きにつながってしまうのです。
これに懲りず、また再挑戦してほしいです!お待ちしています!!
(エトウ)
Luna
[ 審査員からのコメント ]
電子的な音で構成されているけど、どこかエモさを感じてしまう、そんな楽曲ですごく刺さりました。細かいリズム変化や丁度いい塩梅展開の変化具合と、とてもよくできているのですが・・・それはいわゆるサビまででした。それがこの曲の本当に惜しい点だと思います。サビ以降にどんな問題があるか、それは「アガりきらない」問題です。もちろんそういった曲(一定のテンションをキープする、聴きやすい曲、など)を意図して制作された可能性もあると思います。ただ、ゲームで遊ぶという前提の曲です。サビまで、割とキメキメできて、少し哀愁漂うダウナー寄りの「気持ち」で来ているところ、そろそろ「発散させてほしい!」という気持ちにならないでしょうか…?単純にメロの音程がもっと高かっただけでも印象が変わったかもしれません。もちろんそれだけではないのですが、サビまで(いい意味で)ガマンさせたなら、サビは(わかりやすく)アガらせてほしい!と思いました。次回も是非挑戦していただきたいです!お待ちしてします! (エトウ)
すえPの佳作コーナー
光芒の果
[ 審査員からのコメント ]
リズムワークやメロディーラインの綺麗さなど、楽曲のアウトラインは本当に素晴らしいものだと思いました。この綺麗さを活かしつつ、オカズを足すようなアレンジで肉付けしてあげられれば、物語性が強調されてより多くの人の耳に残る楽曲になったかもしれません。 (すえP)
アンティダンス
[ 審査員からのコメント ]
アンニュイな雰囲気で独特の浮遊感にずっしりとしたリズムの刻みがとっても心地良い曲です。楽曲面での緊張と緩和のバランスは素晴らしいバランスなのですが、音楽ゲームとしては自由に叩けるようなパートがもう少し盛り込まれると演奏面での緊張と緩和のバランスが良くなったのかなと思います。 (すえP)
机上行進曲「カオス座流星群の夜」
[ 審査員からのコメント ]
イントロから期待感があり、楽しげなリズムでいろんな展開が聞けて最後まで楽しめる楽曲だと思います。セクション毎のメリハリをつけて上手く奥行きが表現できると、より情緒的になって満足感の高い楽曲になったと思います。 (すえP)
Fly To TYO-BOM Arrival
[ 審査員からのコメント ]
いい意味でゲーム音楽っぽい楽曲のように思います。ソリッドな音が形どるリズムが気持ちよく、リズムバリエーションも豊富なので音楽ゲームとしてプレイするにも想像が膨らんで楽しかったです。楽曲前半の展開スピードに比べて楽曲終盤では緩やかになって曲の途中でエンドロールが脳裏に浮かんでしまったので、ここでもうひと展開あると最後まで楽しめたのかなと思いました。 (すえP)
ドンダン!
[ 審査員からのコメント ]
楽曲のクオリティーも非常に高く、サビのドストレートなフレーズがとても良かったです。歌のあるパートでもカッコイイ要素があると楽曲後半のカッコイイギターと世界観が繋がってより評価が高まったのかなと思いました。 (すえP)
ユメの列車の旅路より
[ 審査員からのコメント ]
可愛くほんわかした温かい雰囲気を感じられます。音の散りばめられ方も的確で音の足し引きも絶妙なので譜面にするにしても楽しそうな曲だと思いましたが、曲名から感じる世界観を期待しながら曲を聴き進めていく中では、列車に乗っているイメージが少し湧きづらかったように思います。直接的に汽笛音のSEを入れたりなどして列車感を感じられるアプローチをプラスすれば、物語性を強調できて評価ができる点が更に増やせたのかなと思いました。 (すえP)
採用には至らなかったものの、優れた楽曲と評価したものをご紹介いたします。